アンバサダーに聞く「日本人の意識の変化」
先日、愛され女子プロジェクト主催で「デリケートゾ-ンケア ぶっちゃけ座談会」が開かれ、20代、30代の女子によって本音トークが繰り広げられました。
ひと昔前だったら、デリケートゾーンについておおっぴらに語るなんて考えられなかったこと。特にここ数年で、日本の女性の意識が随分と変わってきたなぁと感じます。
諸外国に比べて、日本でデリケートゾーンケアの習慣化が遅れている要因はいくつか考えられますが、その一つに「恥ずかしい」とか「口にしたらはしたない」という潜在意識がありました。
ずっと以前の日本、明治大正の時代には、生理についてさえ母親や姉妹の間でも気軽に話せなかったそうです。その頃は、もちろん今のように進んだ生理用品などなく、手作りの丁字帯と和紙と脱脂綿を組み合わせて処置をしていたのだとか。
使用済みの丁字帯を洗うときも、不浄なものだから、日光に当てたり人目についてはいけないということで、薄暗い物置の中でこっそりと干したといいます。
かたや同じ頃のフランスでは、“貸しナプキン制度”なるものが流行っていたそうです。
業者から配達される布ナプキンを使用し、汚れたまま溜めておいて、生理が終わったら油紙に包んでまた業者に送り返したのだそう。
フランスは硬水なので、自宅ではきれいに経血の汚れが落とせないという事情はあったにせよ、使用したものをそのまま戻すとは!なかなか日本人には考えられないことですよね。
生理用品について、長い歴史の中で、衛生・不衛生よりも「隠す」ということが優先されてきた日本。その意識がそのままデリケートゾーンケアに対しても影響していたのですね。
時代は変わって、昨今の女性は、「より快適に過ごしたい」という気持ちが強くなり、「女性なら誰でもデリケートゾーンのことを気にしている」ということに気がつきました。
デリケートゾーンについて話すこと、考えること、ケアすることは、もはやタブーではありません。女性なら誰でもあたりまえのこと。ようやくそういう時代になったということは喜ばしいことですね。専用ケア製品の種類も増えて、購入できる場所も多くなりました。
自分へのエチケットに対する満足度を上げて、より快適な毎日を送りましょう。