2019.6.27
無理は厳禁!『ダイエットとデリケートゾーン』
体型の違いによるデリケートゾーンのトラブルについて学んだなつみ。
今回はダイエットとデリケートゾーンの関係についてお姉ちゃんから話を聞くようです。
前回エピソードはこちら
なつみ、最近ジムによく行ってるみたいね。
うん!夏に向けてダイエットしようかなって。目標の体重までもう少しなんだ。
ちゃんと続けていてえらいじゃない。ちゃんとバランスよくごはんも食べてるし、いい感じね。なつみは大丈夫だと思うけど、極端な食事制限とか無理なダイエットはしちゃだめよ。
うん!やっぱり美味しいもの食べるの好きだからね~。その分運動頑張ろうかなって。
えらいえらい。無理なダイエットはお肌とかデリケートゾーンにもよくないしね。
この前れいこにやせ型の人のトラブルは教えてもらったんだけど、ダイエットが原因になることもあるってこと?
無理をするとそういうこともあるのよ。
そっかー。どういう影響があるか詳しく教えて!
無理なダイエットの健康やデリケートゾーンへの悪影響
様々な方法が流行るダイエットですが、極端なカロリー制限や、特定の食品・栄養素の制限を伴うダイエット方法は健康や美容にも悪影響を及ぼすおそれがあるため、おすすめできません。
影響を及ぼす要因として、必要な栄養素の不足、基礎代謝の低下、ホルモンバランスの乱れ、などがあげられます。
栄養素の不足による影響
体に必要な栄養やエネルギーが十分摂取されていないと、低血圧や貧血などを引き起こしやすく、また、肌荒れや肌のターンオーバーにも影響があります。
他にも、エネルギーや栄養素が不足すると免疫力が低下し、感染症にかかるリスクが高くなります。
以前の記事でご紹介したように、免疫力の低下によって性器カンジダ症などが発症してします場合もあります。(以前の記事はこちら)
また、内臓機能も低下するので、消化や吸収がうまくいかず、さらに栄養素が不足しやすい状態になってしまうため、注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れによる影響
無理なダイエットによる栄養不足やストレスによって、ホルモンバランスが乱れたり、女性ホルモンの分泌量が減ったりすると、無月経や月経不順になってしまう場合があります。
また、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量が減ると、肌荒れも起こりやすくなります。
体脂肪には女性ホルモンを正常に活動させる効果もあるため、やせすぎには要注意です。
基礎代謝の低下による影響
無理なダイエットでエネルギーや栄養素が不足している状態が続くと、基礎代謝が低下したり、必要以上に食事からエネルギーを吸収しようとするようになり、リバウンドの可能性が高くなります。
そもそもダイエットが必要かどうかの確認を
厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査によると、2017年の数値ではBMI値が18.5未満の低体重の割合が、20代女性では21.7%、30代では13.4%、40代では10.6%と、若い女性の「やせ」型の比率が多いことがわかっています。
ただやせることを目指すのではなく、美しく健康的でいるためにも、ダイエットを行う前に自分の適正体重を知り、本当に必要かどうか確認してみましょう。
健康的なダイエットをこころがけましょう
無理なダイエットはせず、間食を減らし、栄養バランスのよい食事をとること、普段より運動量を増やすことが大切です。
また、月経周期によって、ダイエットに向いている時期と不向きな時期があります。
生理の終わりごろから次の排卵の準備をする生理後2週間程度は、エストロゲンの分泌が増え代謝があがるので、ダイエットに向いている時期といえます。
ダイエット方法や自分のリズムも含め、無理のないダイエットで健康的なカラダを目指しましょう。
無理なダイエットによる健康や美容、デリケートゾーンへの様々な影響を学び、健康的な食事と運動を続けることを決意したなつみでした。
【次回】これってすそわきが? 『セルフチェックで悩みを解決』につづく★