2019.8.28
固形石鹸?液体ソープ?泡ソープ?『デリケートゾーン用ボディソープの違いと選び方』
前回すそわきがのセルフチェック方法について学んだなつみ。
今回はデリケートゾーン用ソープについてお姉ちゃんと話をするようです。
前回エピソードはこちら
あ~さっぱりした~。あ、おかえりお姉ちゃん。
ただいま。なつみ、最近ちょっとお風呂長くない?出るの待ってたのよ。
ごめんごめん。最近お風呂できるマッサージを始めてさ~。そういえば、お風呂にあったデリケートゾーン用のソープ、新しく買ったの?
ええ、ちょっと試してみようかと思ってね。成分もだけど、泡ででてくるタイプ使ったことなかったからね。
泡立てなくてもいいから便利そうだね~。そういえば、デリケートゾーン用のソープって、固形の石鹸とか、液体のものとか色々あるけど、なにか違いってあるの?
そうね、後で教えてあげる。でもとりあえずお風呂に入らせて。
は~い。
固形石鹸と液体ソープ、泡ソープの違い
固形、液体、泡タイプなど、様々な形があるデリケートゾーン用のソープですが、
今回は形状による使い勝手の違いと、洗浄成分の傾向による違いについてご紹介いたします。
ここでご紹介した内容が当てはまらない商品もありますので、
購入を検討される場合は商品の特徴や成分をよく確認してください。
使い勝手の違いと保存方法の注意点
デリケートゾーンは刺激に弱く、摩擦によって黒ずみなどのトラブルが起きやすい場所です。
いずれのタイプでも、しっかりと泡立てて優しく丁寧に洗い、しっかりと洗い流すことが大切です。
固形石鹸と液体ソープの違い
泡の手触りなどは配合成分によっても変わってきますが、一般的には、
液体ソープは水に溶けやすいため、泡立ちやすく、固形石鹸に比べると液体ソープの方が手軽です。
固形石鹸を使う場合は、泡立てネットなどを使用してしっかりと泡立ててから洗うことが大切です。
泡タイプのデリケートゾーン用ソープも
最近では、最初から泡ででてくるものも増えてきています。
泡タイプの場合、手軽にやわらかい泡を出すことができるため、摩擦を抑えてやさしく洗い上げることが可能です。
一般的に、固形、液体ソープに比べて少し高価な傾向がありますが、肌へのやさしさを重視する場合は、泡タイプを選ぶこともおすすめです。
保存方法の注意点
デリケートゾーンな部分に使うものだからこそ、しっかりと清潔に保存したいものですよね。ここではそれぞれのタイプごとに、保存する際の注意点をご紹介します。
固形石鹸を使う場合は、使い終わったら一度水で全体を洗い流しましょう。水分をきちんとふき取ってあげることが一番ですが、
面倒な場合は、湿度の高い場所に置いたままにせず、石鹸が毎回乾くようにするのが、清潔に長持ちさせるポイントです。
また、直置きはせず、石鹸置きなども活用しましょう。また石鹸置きを使う場合でも、水が溜まってしまうと雑菌が繁殖する恐れがあるため、こちらも注意が必要です。
液体ソープや泡ソープの場合、少なくなってきたときに水で薄めたりすると、水の中の不純物や雑菌が混ざりこんだり、加水することでphが変わり雑菌が繁殖しやくなることがあるため、薄めることはおすすめできません。
薄めるなどした場合は、なるべく早く使いきるか、様子がおかしいようなら処分しましょう。
洗浄成分の違いとその特徴
デリケートゾーン用ソープは大きくわけて、
石けん分を含んだタイプと、石けん分を含まないソープフリーのタイプに分けられます。
商品によっても構成成分は様々で、一概に形の違いで分けることは難しいのですが、
傾向としてそれぞれに多いタイプとその特徴をご紹介しますので、自分にあったものを探す際にご参考ください。
固形石鹸に多いタイプ
基本的に、固形石鹸は石けん分を含むものが多くあります。
石けん分を含む場合、一般的には弱アルカリ性になるため、洗浄力は強いものが多いでしょう。
洗浄力と肌への刺激に関しては、そのほかの配合成分によっても変わりますが、
洗浄力が強い場合肌に負担をかけることもありますので、
敏感肌の人はやさしい洗浄成分でつくられたソープをつかうなど、肌との相性を考えて選びましょう。
液体ソープ、泡ソープに多いタイプ
液体ソープや泡の中には、石けん成分を含んだタイプもありますが、ソープフリーのタイプの商品も多くみられます。
「ソープフリー」と記載されているタイプの場合、石けん分の代わりの洗浄成分が含まれ、デリケートゾーンに合わせた弱酸性のものの可能性が高くなります。
洗浄力は石けん分を含むものより穏やかなため肌への刺激が少ないものが多いですが、石けん以外の洗浄成分でも、洗浄力の強さは様々ですので、どんな洗浄成分が含まれるかは必ずチェックしましょう。
自分にあったデリケートゾーン用ソープを選びましょう
原材料の違いからそれぞれ長所、短所がありますが、どちらが優れているというわけではありません。
商品に配合されている成分構成や比率などによっても変わってくるため、固形や液体、泡などタイプの違いは、自分にあったデリケートゾーン用ソープを選ぶ一つのポイントとして考えてください。
また、自分の肌質にあった選び方として、弱酸性や弱アルカリ性などのph(「ピーエッチ」または「ペーハー」)や、
含まれる成分について確認する事が大切なことを以前の記事でご紹介しましたので、気になる方は合わせてぜひご覧ください。
以前の記事はこちら(どうやって選ぶ?『自分にあったデリケートゾーン用ソープの選び方』)
デリケートゾーン用のソープで正しい洗い方を
固形や液体、泡タイプなどにかかわらず、デリケート用のソープでケアすることが大切です。
どのタイプを使う場合も、洗い終わったあとしっかりと洗い流すこと、
デリケートゾーンの中(膣内)は洗わないことが大切です。
以前の記事でデリケートゾーンの洗い方をご紹介しているので、詳しくはぜひそちらもご覧ください。
固形石鹸や液体ソープ、泡ソープの違いを学んだなつみ。自分にあったものを探しつつ、正しい洗い方でケアすることが大切だと改めて思ったなつみでした。