デリケートゾーンにもマッサージができることをご存知ですか?
ハードルの高さは感じますが、血の巡りが良くなるなどもたらされる効果はとても大きく、揺らぎがちな体調が整ってくると言われています。
正しいマッサージの知識を得て効果を学び、毎日のケアに取り入れていきましょう。
目次
小さなケアが大きな変化に
デリケートゾーンケアは、自分を大切にする行為であり、体との対話を促進するものです。
多くの人が乾燥やかゆみなど、同じような悩みを抱えています。
デリケートゾーンのマッサージは、体のリラックスと血流改善を通じて、ホルモンバランスを整える助けとなる場合があります。
これにより、生理不順やPMSの症状が緩和されることも期待できます。
さらにデリケートゾーン専用の保湿クリームやオイルを使用することで、皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚トラブル(乾燥やかゆみ)を予防することができます。
マッサージで得られる3つの効果
デリケートゾーンのマッサージをすることで、様々な効果がもたらされます。
毎日、バスタイムの習慣にして、トラブルの少ないデリケートゾーンを育みましょう。
トラブルの予防効果
デリケートゾーンは下着やナプキンの影響で湿度や温度が高くムレがちです。
定期的なマッサージによって、血流が改善し汗腺や皮脂の分泌が整えられ、ムレが抑制されます。
さらに女性ホルモンが活発になり、『おりもの』が盛んに分泌されます。
膣内に雑菌の侵入や繁殖を防ぎ炎症や感染症を予防し、健康な状態に保ちます。
適切な清潔さと血行促進がデリケートゾーンの健康維持に役立ちます。
かぶれやかゆみなどのトラブルが起きにくい状態になるのです。
ホルモンバランスへの効果
デリケートゾーンのマッサージはリラクゼーション効果が高く、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑制し、ストレスを軽減するのに役立ちます。
ストレスはホルモンバランスを乱す原因の一つであるため、ストレス軽減によってホルモンバランスが整うことが期待できます。
リラクゼーションにより、全体的なホルモンバランス整う可能性があります。
色素沈着を軽減させる効果
デリケートゾーンのくすみや色素沈着の主な原因は、乾燥と皮膚のターンオーバー不足によるメラニンの生成によるものです。
乾燥にはクリームやローションなどによる保湿が重要です。
さらに、マッサージのケアで血流を改善させ、ターンオーバーを正常に整えます。
皮膚そのものが潤うことでくすみや色素沈着が軽減され、皮膚本来のあかるさが取り戻されます。
デリケートゾーンのマッサージ 2種類のケア
様々な良い効果をもたらすデリケートゾーンのマッサージを日々のケアに取り入れてみましょう。
マッサージを行うタイミングは、バスタイム後のタオルで身体を拭き終わった後に行います。
ローションなどで保湿をする時に、膣の内側と外側を含むデリケートゾーン全体にマッサージを行います。
膣内に指を入れることに抵抗感がある方は、膣の外側からマッサージを始めていきます。
膣の外側のマッサージ
デリケートゾーンのマッサージを始めて行うときは抵抗感を感じやすいものです。
会陰を含めた膣の外側をマッサージすることから始めていきます。
マッサージをする時の態勢は、脚をしっかりと開くこと。
立ちながらのマッサージは、片足を台の上にのせるのもおすすめです。
①ローションなどの保湿剤を手のひらで温めます。
利き手の人差し指・中指・薬指に保湿剤を塗ってなじませます。
②デリケートゾーン全体に保湿剤をなでるように塗ります。
3本の指の腹を使って『大陰唇⇒小陰唇⇒膣口(膣の入口)⇒会陰⇒肛門まわり』をやさしく順番を意識しながらマッサージをします。
1) 大陰唇を前から後ろへ向かって優しくなでます。
2) 小陰唇の内側と外側を指の腹でそっとつまみます。
3) 血流を意識し、会陰をUの字に何度もなでます。
4) 肛門周りをやさしくなでる
膣の内側のマッサージ
膣の外側のマッサージが慣れてきたら、膣の内側のマッサージを加えていきましょう。
膣内は傷つきやすく繊細なため、爪は短く切って清潔な状態にしておきます。
①膣の外側のマッサージが終わったら、内側のマッサージにうつります。
人差し指全体に保湿剤を塗ります。
膣口に人差し指をゆっくりと第一関節から第二関節まで入れます。
お腹側の膣壁を優しく押してマッサージをします。
②人差し指を抜き、親指での膣内マッサージにうつります。
親指全体に保湿剤を塗ります。
人差し指と同様に第一関節から第二関節までゆっくりと入れます。
肛門側の膣壁に親指の腹が当たるようにします。
人差し指を会陰に置き、親指と挟むように優しく押しながら揉みほぐします。
まとめ
デリケートゾーンの悩み、人には相談しづらいものですよね。
女性の身体は揺らぎがちで、ムレやニオイ、見た目の黒ずみなど抱える悩みはさまざま。
マッサージを毎日の習慣にして、血の流れを良くし、巡りの良いリケートゾーンを育みましょう。
そして、マッサージを通してデリケートゾーンと向き合い、
揺らぎがちな自分自身の身体を労わる時間を作ってあげましょう。