2024.09.02
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気になるデリケートゾーンのかぶれ!毎日のケアがポイント

なかなか人には言えないデリケートゾーンの悩み。
かぶれが気になることはありませんか?
原因を知り、自分に合ったケアをしていきましょう。

デリケートゾーンのかぶれ

デリケートゾーンの悩みで多い『かぶれ』。

下着や生理用ナプキンのこすれ、ケアの怠りなどによって引き起こされていると言われています。

かぶれが続くとかゆみが増してかぶれが悪化し、日常生活が辛いものになってしまいます。
まずは、デリケートゾーンがかぶれるメカニズムを知り、さらに、デリケートゾーンの保湿や正しい洗浄を心がけましょう。

自分にあったケアを生活に取り入れることで、デリケートゾーンの皮膚をかぶれにくい状態に整えます。

デリケートゾーンのかぶれ 3つの原因

デリケートゾーンのかぶれが起こる原因は何でしょうか?

かぶれの正式名称は「接触皮膚炎」です。
アレルギーや摩擦など外的要因からの刺激によって引き起こされます。
デリケートゾーンのかぶれも「接触皮膚炎」から起こるものが多いです。

1. 皮膚の乾燥が原因によるかぶれ

皮膚の乾燥が原因となって、かぶれが起きることがあります。

皮膚表面にある角質層は、15~20%ほどの水分を保持し皮膚を美しく丈夫に保っています。
デリケートゾーンも同じです。

この角質層に水分が保持されていることで皮膚のバリア機能が保たれ、細菌などの侵入を防ぎます。

保湿されていないことによる乾燥や肌質そのものが乾燥気味のタイプは、角質層に水分が保たれにくく、皮膚のバリア機能が損なわれることがあります。
バリア機能が損なわれると、ナプキンやショーツのささいなこすれが刺激となり、かぶれが起きやすくなるのです。

2. 衛生環境の悪化によるかぶれ

不衛生な状態が続くことが原因となり、かぶれが起きることがあります。

汗や皮脂以外にも、尿や経血、おりものが原因となり、ムレて不衛生になりやすい環境です。
陰毛の毛根から分泌される皮脂も皮膚への刺激になります。

とくに夏場、デリケートゾーンはムレやすいため衛生環境は悪化しやすくなります。

3. アレルギー性によるかぶれ

特定物質が触れてアレルギー反応が起こることで、かぶれが引き起こされることがあります。

デリケートゾーンの場合、洗浄剤や香料、下着の素材などの合成繊維が原因であることが多いです。
特定の物質にアレルギーがある場合、肌に直接触れないようにすることを心がけましょう。

デリケートゾーン周辺の皮膚のメカニズム

まぶたの皮膚よりも薄いデリケートゾーンの皮膚。

身体全体の皮膚の厚みが平均2㎜であることに比べ、デリケートゾーンの皮膚の厚みは0.5~1.5㎜と言われています。
薄い皮膚の影響で、デリケートゾーンはかぶれやすい場所なのです。
正しい洗浄と保湿のケアをして、デリケートゾーンの正常な状態を保ちましょう。

また、デリケートゾーンは繊細な場所を守る陰毛が生えており、おりものや経血の影響でムレやすい場所でもあります。

ムレが気になって洗浄をし過ぎると、必要な皮脂を取り過ぎてしまい肌のバリア機能を損なうことがあります。
その結果、デリケートゾーンのかぶれを引き起こしてしまう場合があります。

ムレの回避は、こまめにナプキンやおりものシートを変え、清潔でサラサラな状態に保つことです。

外出先でムレが気になる時は、保湿作用のある専用ワイプでケアをします。
保湿をしながら経血やおりものなどの汚れをふき取れるので、さっぱりとした清潔な状態を保つことが出来ます。

毎日のケアを大切に

デリケートゾーンのケアは、毎日のケアが大切です。

ただし、かぶれている時や生理中は肌が敏感な状態です。

香料や過度な洗浄が刺激となる恐れがあるため、無香料の専用ソープの使用がおすすめです。

【デリケートゾーンのかぶれケア例】

①弱酸性で無香料のデリケートゾーン専用ソープで丁寧にあらうこと。
②丁寧に洗浄成分が残らないようぬるま湯で流しきること。
③デリケートゾーン専用の保湿剤で保湿すること。

保湿剤には、オイルやローションなど色々なタイプのものがあります。
ムレやべたつきが気になる場合は、さっぱりとしたローションタイプの保湿剤がおすすめです。
保湿を続けることで、肌のバリア機能が正しく機能していきます。

清潔に保ちながら、デリケートゾーンのケアを日々の生活に取りいれ、潤った状態のデリケートゾーンを保ちましょう。

まとめ

デリケートゾーンのかぶれ、痒くなってくると人に言えず辛いですよね。

かぶれた時も生理中の時も基本的なケアは同じ。

自分にあったデリケートゾーンのケアを毎日のバスタイムに取り入れましょう。
清潔で潤った状態が保たれたることで、皮膚のバリア機能を保持し、かぶれにくくなります。

うるおいのあるデリケートゾーンを保ち、ストレスのない毎日を送りましょう。