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デリケートゾーンは体の他の部位と比べて非常に繊細です。
洗浄力の強いボディソープやアルカリ性の石けんは刺激が強すぎるため、デリケートゾーン専用のウォッシュで洗うなどの特別なケアが必要です。
気になるけど、どうすればいいかわからない方や、ケアの仕方そのものが分からずトラブルに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
デリケートゾーンの皮膚メカニズムを知り、正しい方法でケアしていきましょう。
目次
まぶたより薄い!繊細な皮膚
粘膜に近いデリケートゾーンは、他の部位に比べて皮膚が薄い場所です。
例えば、皮膚が薄いと知られているまぶたの皮膚が0.12~0.2mmであるのに対し、デリケートゾーンの皮膚はさらに薄く、0.08~0.16mmと言われています。
他の皮膚と比べて薄く、ささいな摩擦によるこすれなどの刺激が、かぶれやかゆみの原因となります。
また皮膚だけでなく、デリケートゾーンそのものが繊細な場所です。 膣から分泌される『おりもの』が酸性に近い弱酸性を保ち、膣や尿道などのデリケートゾーンに雑菌が侵入しないよう清潔な状態を保っています。
こうしたおりものによる「自浄作用」のおかげで、薄いデリケートゾーンの皮膚も弱酸性の状態をキープしているのです。
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デリケートゾーンに必要なケア!3つのポイント
皮膚が非常に薄く、刺激に弱いデリケートゾーン。
下着やおりものシート、生理用ナプキンの使用で、ムレや摩擦が起こり、かゆみやかぶれなどが起きやすい敏感な場所です。
ケアをする際は、以下の3つのポイントに気を付けましょう。
1. 潤いを保つ、低刺激の専用ウォッシュ
一般的な石けんやボディソープは、洗浄力が強く、肌を守る必要な皮脂も奪ってしまいます。
皮脂膜が乱れることで、乾燥や炎症によるかゆみを引き起こすことがあります。
中性~アルカリ性のものが多い石けんやボディソープですが、デリケートゾーンは酸性度が高いためpH値が異なります。
デリケートゾーンは弱酸性でマイルドな洗い心地の専用ウォッシュを使用しましょう。
2. 熱すぎず、冷たすぎない『ぬるま湯』
寒くなってくると、ついつい熱いお湯で洗いがちです。
熱いお湯はデリケートゾーンの皮膚への刺激になり、必要な油分まで洗い流してしまいます。
油分と水分のバランスが崩れることで、肌のバリア機能が低下し、炎症を引き起こす原因になります。
一番適した温度は、熱すぎず冷たすぎないぬるま湯(32℃~34℃)の温度です。
人によって感じ方は違うので、自分に合った『ぬるま湯』で洗いましょう。
3. 肌をこすらない、泡で優しく洗浄
まぶたよりも薄いと言われているデリケートゾーン。
ボディタオルでゴシゴシ洗うと、肌への強い刺激となり、乾燥や黒ずみの原因となります。
また、皮脂膜や角質層を傷つけてしまい、肌のバリア機能も低下します。
摩擦は肌への刺激に繋がるため、ボディタオルは使わず刺激の少ない泡で優しく洗浄しましょう。
どう洗えばいいの?デリケートの洗い方
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V→I→Oの順番で
汚れの溜まりやすい場所を最後に洗うことで、雑菌が他の場所に移らず安心です。
泡で優しく、マッサージするように洗いましょう。
①円を描くようにVゾーンを洗う
②Iゾーンの溝を丁寧に洗う
③円を描くようにOゾーンを洗う
洗い流すときは、膣の中に泡が入らないように、丁寧に洗い流しましょう。
膣の中までは洗わない
気になる膣内は、実は自浄作用がある為、洗う必要はありません。
膣内まで洗ってしまうと、雑菌が入って炎症が起こることも。
自浄作用が損なわれると、かゆみなどのトラブルの原因となります。
まとめ
まぶたよりも皮膚が薄く、pH値も顔や体と異なるデリケートゾーン。
体の中でも特に繊細なため、丁寧なケアが必要です。
生活環境や日々のストレスによって自己免疫機能が弱まると、肌バリア機能が弱まり、いつも以上に敏感になります。
特に乾燥しやすいこの季節、弱酸性で保湿成分が入った専用のソープで潤いを保ちましょう。