2024.03.30
ケア方法
油断できない!乾燥期のデリケートゾーンケアとボディケア

デリケートゾーンが乾燥するとどうなる?

暖かい時期・寒い時期に関わらず、乾燥対策はいつでも必要ということをご存じでしょうか?

デリケートゾーンが乾燥すると、かゆみ、痛みが発生することが多く、場合によっては膣炎を引き起こすこともあります。

例えば乾燥して肌が硬いと、毛が皮膚を破って生えてくるときの抵抗が大きくなるため、かゆみを伴います。また、ターンオーバー(肌の再生周期)がうまく働かず、毛穴が角質で埋まってしまい、毛が生えにくくなり、さらにかゆみを伴う、といった悪循環になることもあります。

乾燥している状態で放置してしまうと、デリケートゾーンにもしわやたるみが表れ、老化が進行していきますので、しっかり対策をしましょう!

どんなときに乾燥する?その原因は?

・更年期に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少

女性ホルモンの減少によってホルモンバランスに乱れが生じることで、肌・粘膜のうるおいも減少し、肌や目・口などの乾燥につながることがあります。

・出産や授乳、不規則な生活、ストレス、無理なダイエットなど

同様にホルモンバランスが崩れることで、うるおい不足が起こることがあります。

・デリケートゾーンを清潔にし過ぎる

石鹸などで洗うときに、やり過ぎは禁物です。肌にとって必要な皮脂も除去してしまうと、逆にダメージを受けやすい肌になってしまいます。

・ナプキンや下着の擦れ

生理中は肌が敏感になっており、皮膚は炎症を起こしやすくなっています。炎症後の肌は乾燥が起きやすくなります。また、合わないサイズ・素材の下着を着用すると、余分なダメージを肌に与えてしまい、皮膚の乾燥に繋がります。

うるおいを保った身体づくりに必要なものは?

・ワセリン

乾燥を防ぐことができるので、もちろん使用OK。粘膜を避けて薄く塗りますが、そのときには擦るのではなく、押し広げるようなイメージで塗りましょう。

Woman taking cosmetic petrolatum from jar, closeup

・馬油

馬油には不飽和脂肪酸を含んでおり、保湿力を高める働きが期待されています。

普通、肌の保湿をするときは、化粧水⇒乳液といった順で使用しますが、馬油の場合は、馬油⇒化粧水の順でつける手順となります。

・オイル・ローション / ミルク・クリーム など

ご存じの方もいるかもしれませんが、デリケートゾーン用の化粧水やミルクもあります。

これらの製品は、繊細なデリケートゾーンに合わせた処方でつくられており、肌にやさしくケアができるため、デリケートゾーンケアの初心者の方には、とくにおすすめです。