2024.03.23
お悩み
これってすそわきが?セルフチェックで悩みを解決!

お手洗いに行ったときなどに、自分のデリケートゾーンの臭いが気になったことはありませんか?
気にしすぎの場合も多くありますが、なかには病気の場合などもありますので注意が必要です。今回は、中でも気にされる方が多い「すそわきが」のセルフチェック方法についてご紹介します。

最初に、当てはまる項目があれば「すそわきが」の可能性がある、チェックリストをご紹介します。

こちらはあくまで目安ですので、該当したからといって必ずしも「すそわきが」というわけではありません。

下着に黄色いシミができる

下着に黄色い汗じみができる原因として、「すそわきが」の原因となるアポクリン汗腺からでる汗によってできている可能性があります。
下着の色によってわかりづらい場合は、白や薄い色の下着を着て確認してみてください。
尿やおりものによっても黄色いシミができるケースもありますので、下着のどの位置に黄ばみができているか確認しましょう。

耳垢が湿っている

耳の中も実はアポクリン汗腺が多い箇所で、耳垢が湿っている場合は、アポクリン汗腺の分泌によるものと考えられています。
日本人の約16%が耳垢が湿っていて、残りの約84%が乾いていると言われているので、該当する人は少ないといえます。
耳垢が湿っている場合は、およそ80%の方がワキガ体質であると言われていますので、該当する場合はすそわきが体質である可能性が高くなります。

陰毛が濃い

陰毛が太く、毛が濃いということは、毛穴が太く、毛根に開口部があるアポクリン汗腺も多いということになります。
アポクリン腺自体が多く、毛穴に分泌されたニオイの元となる汗がたまりやすいため、すそわきがの原因になっている場合があります。

乳輪からワキガ臭がする

耳の中や脇だけでなく、乳輪周辺もアポクリン汗腺が多くある箇所なため、乳輪からワキガ臭がする場合、「すそわきが」でもある可能性があります。

両親にワキガの人がいる

ニオイの原因となるアポクリン汗腺の量は遺伝しやすいため、両親にワキガの方がいる場合、「すそわきが」の可能性があります。
両親がワキガの場合、子どもがワキガになる確率は75%以上、片方がワキガの場合は50%以上の確率で遺伝するといわれています。

「すそわきが」のニオイってどういうニオイ?

感じ方は人それぞれ違いますので一概には言えませんが、
「ねぎや玉ねぎのようなニオイ」や、「お酢、納豆、鉛筆の芯のようなニオイ」、「服の生乾きのようなニオイ」などに似ていると言われています。

上記のチェックリストだけでなく、どうしても自分がにおってないか不安な場合は、履いていた下着をお風呂上がりなどに顔の近くにもって来たり確認したり、
ガーゼを陰毛の生えている恥丘部あたりにあてて過ごしてみて、そのガーゼからニオイがするか確認してみましょう。

まずは自分でできるデリケートゾーンケアを

「すそわきが」のニオイがする場合でも、自分でできるケアで、ある程度軽減できる場合があります。
食事において、ニオイの材料となる動物性たんぱく質や脂肪を控えたり、生活習慣において、ストレスを抱えすぎないことも大切です。
また、VIOゾーンを脱毛することで蒸れにくくなり、ニオイが軽減されるといわれています。

ただ、一番大切なのは、やはり清潔に保つことです。
ニオイが気になるからといってゴシゴシ洗わず、デリケートゾーン用のソープを使って正しい洗い方でケアしましょう。

正しい洗い方の記事はこちら(どうすればいいの?『デリケートゾーンの洗い方』)

「すそわきが」の治療

治療が必要なほどのニオイであることはまれですが、どうしても気になる場合は一度病院に相談してみましょう。

自分のニオイが必要以上に気になり、不安になってしまう人には、自己臭症の可能性もあります。
自己臭症は、実際にはニオイがしていなくても、自分のニオイが原因で回りの人に嫌われている、不快感を与えてしまっていると思い込んでしまうといった悩みを抱え、恐怖を感じてしまうような症状で、実際は存在しない臭いを感じることもあります。
セルフチェックをしてそれでもニオイが気になったり不安な場合は、まず一度婦人科など病院で相談してみましょう。
それでも不安が残る場合は、自己臭症という可能性も考慮して、心療内科などに相談してみてもよいかもしれません。