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自分の肌質と目的に合ったデリケートゾーン用石鹸を選ぼう!
デリケートゾーン用ソープを選ぶとき、頭に浮かぶのは自分の肌質ではないでしょうか?
敏感肌、乾燥肌、混合肌…。
また、冬場だけ乾燥しやすくなるタイプや、少しの香料が入っていてもかゆくなってしまうなど、人によって気になるポイントは様々です。
デリケートゾーンの悩みと、自分の肌質にちょうどいいデリケートゾーン用ソープを選ぶポイントをご紹介します!
弱アルカリ性ソープと弱酸性ソープのちがい
デリケートゾーン用ソープを選ぶ上でポイントになってくるのはpH(「ピーエッチ」または「ペーハー」)の値です。
Ph7を中性として、0に近いほど酸性、7よりプラスはアルカリ性になります。JISの規格では、せっけんのpHは9~11に設定されています。
つまり、石鹸のほとんどは洗浄力の強いアルカリ性だということです。
それに対して、人間の肌は弱酸性です。そのため、弱酸性の石鹸というと『肌に優しい』というイメージがあります。
デリケートゾーン用の石鹸には弱アルカリ性のタイプと弱酸性のタイプがあり、それぞれのメリットやデメリットは違ってきます。
弱アルカリ性のデリケートゾーン用ソープ
上記の理由から、洗浄力の強さを求める場合は、弱アルカリ性のデリケートゾーン用ソープを選ぶのがいいかもしれません。
デリケートゾーンに溜まる汚れとして、「恥垢」がありますが、「恥垢」はタンパク質や皮脂の汚れですので、洗浄力の強いソープで洗うことで落ちやすくなります。
ただし、強い洗浄力はそれだけ肌に負担をかける場合もありますので、デリケートゾーンの状態を見ながら、よく注意して使うことをおすすめします。
弱アルカリ性のデリケートゾーン用ソープが合うタイプ
酸性の石鹸が肌への負担をかけないからと言って、弱アルカリ性の石鹸が肌に悪影響を与える、というわけではありません。
人間の肌はもともと弱酸性なので、弱アルカリ性の石鹸を使用すると若干phが中和され、中性に近付きますが、一般的に、アルカリ性が強いほど洗浄効果が高くなりますので、洗浄力の高さはキープしたままということになります。
弱酸性のデリケートゾーン用ソープ
もともとが弱酸性であるデリケートゾーンへの負担の少なさといえば、やはり弱酸性のデリケートゾーン用ソープです。
デリケートゾーンへの刺激が少ないため、敏感肌の方でもトラブルになりにくいものが多いです。
しかし、洗浄力が高い弱アルカリ性せっけんに比べて弱めなため、洗浄力を補う成分が入っていることもあります。
ですので、弱酸性の石鹸であっても、肌にせっけんの成分が残らないよう、洗い流しをしっかり行わなければ、刺激になってしまう場合があります。
弱酸性のデリケートゾーン用ソープが合うタイプ
弱酸性のデリケートゾーン用ソープは洗浄力が穏やかなため、乾燥を招きにくくなっています。
そのため、育児中などで入浴後のデリケートゾーンケアの時間が取りにくく、洗浄後の保湿などが難しい方にも負担が少なくなります。
乾燥を招きにくいことから、かゆくなりやすい乾燥肌の方には弱酸性のデリケートゾーン用ソープがおすすめです。
もちろん、刺激が少ないため、敏感肌の方も弱酸性を選んだ方が、トラブルを避けられる場合が多いでしょう。
だからと言って、「弱酸性のデリケートゾーン用ソープであれば保湿は必要ない」というわけではありません。
洗浄後のケアもできる限り行っていくことで、デリケートゾーンのトラブルを防ぐことができます。
成分にも要注意!『オーガニック』=『肌に優しい』?
敏感肌の方は、弱アルカリ性のせっけんの洗浄力の強さでしみる場合もあります。
しかし、弱酸性であっても香料やオーガニックのエッセンシャルオイルが肌トラブルの原因となる場合もあるようです。
天然のオイルは人間の肌に合うよう調整されたものではないため、刺激になってしまう場合は少なくありません。
直接肌につけるものなので、イメージやそれらしい文句に惑わされないように気をつけましょう。
『天然』や『オーガニック』という言葉だけでなく自身のアレルギー歴に問題がないかなど、成分をよく確認する商品選びをこころがけるのがいいでしょう。
使いやすさや洗い上がりの好みでOK!
敏感肌やアレルギーで問題がなければ、基本的には悩みに合ったデリケートゾーン用ソープかどうか、自分にとって使いやすいかなど、洗い上がりの好みで選んで問題ありません。
石鹸の成分だけでなく、オーガニックエッセンシャルオイルや香料などのその他の成分、デリケートゾーンの洗い方やきちんと洗い流して保湿を行うことが大切です。