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体臭に影響を与える食べ物ってどんなもの?
体の臭いは「皮膚面由来の体臭」「腸内由来の体臭」に大きく分けられます。
皮膚面由来の体臭
加齢臭やストレス臭がこれにあたります。皮脂や細胞、血中の脂質が酸化することで老化が進み、臭いの原因となります。ストレスの原因などについても考えることが重要ですが、酸化を抑えるという意味で、抗酸化作用をもつ食品を摂ることも効果的とされています。
腸内由来の体臭
腸内には約1000種類・約100兆個の細菌が住んでおり、善玉菌・悪玉菌と区別される菌の働きが大きく関わります。善玉菌は消化吸収を助けて、臭いの発生を抑えますが、悪玉菌は増えると腸内で腐敗をおこし、臭いを発生させます。ただ、単純に悪玉菌をゼロにすればよい、というわけではなく、それぞれの菌のバランスを整えることが重要とされています。
体臭を緩和させる栄養素ってどんなもの?
まず、栄養素や食品群といった観点から考えると、以下のような成分が臭いの元に効くと言われています。
ポリフェノール
体内では、エネルギーを生み出す際の副産物として、活性酸素という物質が生成されます。これが活発化すると、老化や不調の原因となるといわれています。老化が進む=加齢臭の原因の一因ともなりえますので、これを抑え込むための「抗酸化物質」が必要であり、その代表的なものがポリフェノールです。ポリフェノールはコーヒーや赤ワイン、緑茶、紅茶などに多く含まれます。
発酵食品
腸内の菌のバランスを整えるためには、乳酸菌やビフィズス菌を多く含む食物を摂ることがおすすめです。
乳酸菌は、ヨーグルト、みそ、キムチなどといった発酵食品に多く含まれます。
また、ビフィズス菌はオリゴ糖をエサにして増えるので、大豆やゴボウ、アスパラガス、バナナなどといったオリゴ糖を多く含む食材を積極的に摂るようにしましょう。
お買い物をするときなどに、意識してみてくださいね。
自宅で作れる、体臭撃退メニューとは?
にんじんの葉の炒め物
材料:にんじんの葉(2本分)・ツナ缶(1缶)・ごま油(小さじ1)・醤油(小さじ1)・塩コショウ(少々)
にんじんを身と茎と葉に分け、茎の方をよく茹でて柔らかくします。フライパンにごま油を入れて、にんじんの身→茎→葉の順で炒めます。しんなりしたらツナ缶を入れて、しょうゆ・塩コショウで味を調えて完成です。
にんじんの葉に多く含まれるフラボノイドというポリフェノールは抗酸化効果が期待できます。
バナナジュース
材料:バナナ(1本)・牛乳(100cc)・ヨーグルト(50g)・砂糖(5g)
材料をすべてミキサーに入れて、かたまりが見えなくなるくらいまで混ぜれば完成です。お好みで、はちみつやレモン果汁などを入れるのもおススメです。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌と、バナナに含まれるオリゴ糖はとても相性が良く、腸内の善玉菌を効率よく増やすことができ、腸内環境を整えてくれます。
料理についてはほんの一例ではありますが、なるべく手軽で、実践的なものを紹介しました。体臭予防のための料理と聞くと、難しい印象を持つかもしれませんが、手軽に作れるものもありますので、覚えておいて損はないかもしれませんね。
自炊することは、料理の腕をアップさせるだけじゃなく、同時に体臭予防ケアも勉強できる、一石二鳥な機会ですね。